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help リーダーに追加 RSS マルセル・カミュ「黒いオルフェ(フランス語版)」

<<   作成日時 : 2007/01/26 14:15   >>

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マルセル・カミュ「黒いオルフェ(フランス語版)」ドラマ 107分 1959
フランス・ブラジル

監督 マルセル・カミュ
脚本 ジャック・ヴィオ
脚色 マルセル・カミュ ジャック・ヴィオ
原作 ヴィニシウス・デ・モライス(戯曲)
撮影 ジャン・ブルゴワン
音楽 アントニオ・カルロス・ジョビン ルイス・ボンファ

出演 ブレノ・メロ マルベッサ・ドーン 
ルールディス・デ・オリヴェイラ レア・ガルシア

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<最初から途中までの展開>

瓶を頭に載せて坂を登る女達。
凧を揚げて遊ぶ子供達。

リオ・デ・ジャネイロを見下ろす
小高い山の上の小さな村の風景。

そうしてリオの街。
明日はリオのカーニバル。
で町の人々はみんなひどく浮かれている。

そんなところにいかにもよそ者風の女
マルベッサ・ドーン(ユリディス)がやって来る。

マルベッサは従姉のレア・ガルシアの家を探すうちに、
市電の運転手、ブレノ・メロ(オルフェ)と偶然に知り合う。
レアの家はメロの隣だったのだ。

メロは恋人のルールディス・デ・オリヴェイラと
明日のカーニバルに備えて質屋に入れていたギターを受け出した。

自宅に戻ったメロは村の子供二人を相手にギターを爪弾く。
隣の家でメロの美しい歌声を聞くマルベッサ。

二人は再会し、恋に堕ちた。

がマルベッサはある男から逃れるために
リオを訪れていた…

-------------------------------------------------
<総評>

始まって27分ぐらい。
メロが子供達を前にギターを爪弾きあの名曲黒いオルフェが歌われます。

ドラマの進行上をまったく出ない控え目な出し方に驚きました。
あっけないぐらいですね。

恋人を相手に熱唱するのかと思い込んでいたので^^;


さてドラマの方なんですが
ひとことで言うと
祭を背景に男女の四角関係を描いた悲恋モノ。です。
ギリシャ神話のオルフェ伝説
(オルフェとユリディスの恋物語)が下地です。

メロ(主人公オルフェ)は朴訥なモテモテ男。
激しすぎる情熱を持つ恋人、ルールディス・デ・オリヴェイラ
にずーっと圧倒されて振り回されています。

そこへ清楚なマルベッサ(真の恋人役ユリディス)登場。

メロはマルベッサに急激に惹かれていき、
マルベッサも同時にメロに惹かれる。
そうして
マルベッサはオリヴェイラの燃えるように激しい嫉妬の的となります。

そこへマルベッサを追ってきた男、
アデマール・ダ・シルバが現れるのですが、
シルバは終始、骸骨模様のタイツを着ています。
Enigmatic Man(不思議な男)という役名です。
がSkeleton Manの方がふさわしい気がします。
顔は出てきません。

マルベッサとシルバとの関係はなんら描かれません。
ただマルベッサを追い詰めようとしています。
マルペッサはただ怖れて逃げ回ります。

それをメロが守ろうとします。


ストーリーはだいたいこんな感じで素朴なんですが…

バタバタと騒がしい恋物語と奇妙なスケルトン男と
後半の妙に不条理めいた展開、そして美しすぎる音楽。
なにかの象徴めいた子供二人。
となんだかいろんな要素が詰まっていて
はっきり言って全体像がよく掴めないんです^^;

祭の前と最中とその侘しい祭の後
という風に祭をキーワードにすれば一つで貫くことができますが…
実際、カーニバルの踊り手たち
が主役といってもいいぐらいですし。
踊ることに対するひたむきさは胸を打ちます。リアルです。

ということで個人的に妙な全体像の作品ですが、
メロとマルベッサが再会するシーンと
ラストの子供二人のシーンは信じられないぐらい美しいです。

人が意図して作れるレベルではない。
というかそんな印象を受けるシーンに仕上がっています。


最後に二つ。
その@
主人公他のほとんどが一般市民から選ばれたフツーの人。
だからか素朴で妙に味わい深い演技を見せてくれます。
ブラジルで小津的に演出するとこうなる。みたいな。

そのA
メロ(主人公オルフェ)の元の恋人役
ルールディス・デ・オリヴェイラがとにかくうるさい^^;

最初から最後までずーっと
喚いている。
としかぼくには見えませんでした。

ものすごい勢いでまくしたてています。



アントニオ・カルロス・ジョビンのボサノヴァは
やっぱり胸に沁みます。

いろいろ書きましたが魅力ある異色作なのは間違いないです。


1959 アカデミー賞    外国語映画賞
   カンヌ国際映画際  パルム・ドール マルセル・カミュ
   ゴールデングローブ 外国映画賞



衛星劇場で視聴。

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黒いオルフェ(フランス語版)
ギリシャ神話のオルフェウス伝説を基にしたブラジル詩人ヴィニシウス・デ・モラエスの戯曲を、マルセル・カミュ監督がリオ・デ・ジャネイロに舞台を置き換えて描いた魅惑編。リオのカーニバルを翌日に控えた日、田舎から出て来た少女ユーリディス(マルベッ・ドーン)は、市電の運転手オルフェ(ブレノ・メロ)と知り合い、カーニバルを通して深く愛し合うようになる。しかし、オルフェには将来を約束された婚約者がいた…。 カーニバルの熱気と狂騒が不思議とギリシャ神話とマッチするのだから、まさにアイデアの勝利でもあ... ...続きを見る
1-kakaku.com
2007/06/08 07:15

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