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zoom RSS ノラ=ジェーン・ヌーン「マグダレンの祈り」

<<   作成日時 : 2007/04/07 10:38   >>

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「マグダレンの祈り」
ドラマ 118分 2002 イギリス/アイルランド (R-15)

監督 ピーター・ミュラン
脚本 ピーター・ミュラン

出演 ノラ=ジェーン・ヌーン アンヌ=マリー・ダフ ドロシー・ダフィ
    ジェラルディン・マクイーワン アイリーン・ウォルシュ

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<最初から途中までの展開>

1964年。アイルランド

片田舎でパーティ。
従兄弟にレイプされるアンヌ・マリー・ダフ。

孤児院で少年たちと軽口を叩く
ノラ=ジェーン・ヌーン。

未婚で出産して父の激怒を買う
ドロシー・ダフィ。

彼女たちが送られたのが
マグダレン修道院。

修道院の総長がジェラルディン・マクイーワン。

厳しい規律の中で
彼女たちの新しい生活が始まる。

-------------------------------------------------
<総評>

この前観た「堕天使のパスポート」
と同じ系列の作品ですね。

名画座で掛かるような作品でした。

本作は
実話をもとに描かれています。


修道院。
というとキリスト教の清楚で敬虔で、
とイメージが湧きますが
そこからはほど遠い収容所めいた場所。
刑務所より自由がありません。

家族や友人その他との交流も絶たれています。
手紙はおろか
カードを送ることさえ許されていません。

労働中の私的会話も一切ダメ。

そこで少女たちは
労働と粗末な食事と睡眠。
の繰り返し。

話はひたすら重苦しく
キリスト教というものを知らない人間には
???の連続といっていい内容です。

第一、
そこへ送られる理由があまりに非現実的。
かなり理不尽なものです。

しかし
見応えがあります。

名画に特有の
重苦しい中にもどこかしら澄んだ空気
がこの作品にも感じられます。


ノラ=ジェーン・ヌーン アンヌ=マリー・ダフ
そしてアイリーン・ウォルシュ
の三人が物語の核になって進んでいきます。

収容所めいた場所に対する三者三様の思い、過ごし方、
を描いて飽きさせませんでした。

三人はそれぞれ名演技なんですが
施設内で唯一の反抗的なキャラクターとして描かれている
ノラ=ジェーン・ヌーンが光っていたかな?

修道院を統括している
ジェラルディン・マクイーワンも良かったです。


作家の遠藤周作が
寝るときにいつも両手を掛け布団の上に出して寝ること
を親に強要されていた。

というエピソードを思い出しました。

自慰に対する防衛手段というかなんというか…

キリスト教というのはそんなところまで介入するんだ。
と思ったのを覚えています。

読んだのはもう二十年以上前でしょうから
よほど印象的だったようですね。

キリスト教について書いた本を
いくつか読んだんですが、
覚えているのは
キリスト教にもいろんな宗派がある。
という程度。おぼろげ。

ですが
キリスト教を扱った映画を観る度に
記憶の断片が蘇ります。

若いときの濫読も
まったくの無駄ではなかった???


あっ、
本作はいちおうハッピーエンドになっています。
信じられないことに。
違和感はありません。

いい映画だと思います。

性的なシーンがちょこちょこありますので
R-15というよりR-18でしょうか。
個人的には。


2002年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞。
トロント国際映画祭批評家賞。
2003年IFPロサンゼルス映画祭観客賞(最優秀作品賞)。
ニューポート国際映画祭最優秀作品賞。
ほか受賞。



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